災害について考える

当地魚津では、平成26年7月19日夜から観測史上最大雨量を観測した集中豪雨で、至る所が被害を受けました。

幸い人命的被害はなかったのですが、かなり大きく被害を受けた地域もあったようです。

 

翌20日朝から市内各地で被災箇所の応急対応が始まり、当社も微力ながら水路や道路の応急復旧に奔走しました。

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その後、本復旧工事が始まりました。

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なかなか全部は紹介できませんが、こんな感じで一歩ずつ、被災箇所の復旧が進みました。

 

最近、日本各地で未曾有の災害によって、多くの人が被災し、また不幸にも命を落とされた方もおられます。

国、県、そして各市町村はこういった被害を未然に防ぐため、いろいろな工事や事業を行っています。

我々建設業界も、自主的にパトロールを行い、行政と協力しながら災害を防ぐ工事、また被害を最小限に抑える工事を行っています。

ただし、すべてを100%網羅することは事実上不可能です。

そして、人間の想像や力が遙かに及ばない被害を、時に自然はもたらします。

冷たい言い方になるかも知れませんが、最後の最後は自分の事は自分で守るしかありません。

災害発生後、支援物資が届くようになるには最長で数日間かかる場合もあるようです。

そのために日頃の備えが必要だし、また家族や地域の人々との連絡方法も確認しておく必要があるでしょう。

災害が起きてから慌てても遅すぎます。

時々、自信の避難道具を点検されてはいかがでしょうか。

気がつけば・・・

もう平成28年も2月。前回より1年以上もブログの更新をしておりませんでした(汗。

おかげさまで平成27年はなんだかんだで公私共々忙しくしておりました。

いや、だからといって更新をしなくてもいいという言い訳にはならんのですが・・・。

解析をみると、定期的にご覧になっている方もおられるようですし。

ここでたまったネタを小出しにしながら、ちょっとずつマイペースで更新します・・・。

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遡ること1年前の平成27年2月、除雪トラックの入れ替えをしました。

写真の車両、HPでも紹介しているのですが夏場はダンプ、冬場は除雪トラックとして平成12年から当社で活躍してくれていた車両です。

馬力も衰えず、フレームに腐食もみられずと、修理さえすればまだまだ乗れたんですが、結構な大手術が必要になりそうな修理箇所も出てきました。

そんなときにお世話になっている自動車屋さんの会長から電話が。

「長野に中古1台おるがやけど、どや?見るだけ見てみるか?。ふそうやわ。綺麗なクルマでの。おお、値段はな・・・(会話原文のまま)」

最初は金額もあってあまり乗り気じゃなかったんですが、とりあえず見に行って来ました。

はるばる長野は駒ヶ根まで。

皆さんご存じかどうか分かりませんが、こういった特殊車両の中古はなかなか出てきません。

まして、ダンプ形状の除雪トラックなんて、年々数が減っています(近年の除雪トラックは荷台部分がフラットなウエイトタイプが主流です)。

そしてこういった車両は公共団体の払い下げが多いのですが、近年は耐用年数を過ぎても使用される傾向があって、ますます良質な車両が減ってきてます。

 

まあ、これも一つの出会いかと自分に言い聞かせ、購入を決めました。いや、本当に清水の舞台から3回くらい飛び降りる感じでしたが(笑。

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写真は改造やら塗装が終わった状態ですが、この子がやってきました。

先の車両も良かったんですが、やはり泣く子も黙る(と言われる)三菱ふそうです。

トルクの固まりのようなエンジン出力と、自然とやる気になる叩き出すようなV8の排気音。

不整地でも、どこまでも入っていけると錯覚する強い駆動力と、最適な前後の重量バランス。

適度にフレームがしなってくれるので路面追従性もよく、乗り心地も(この手のクルマとしては)結構いい。

・・・、途中からマニア領域に入ってしまいましたが、かなりイイです。

肝心のプラウはチェーンつり下げ型なので、圧雪には弱いかなと思ってましたが、適度な重量もあって取り越し苦労のようでした。

これからガシガシ使い込んでいきたいと思います。

最後に

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2台そろって記念撮影を。

 

駄菓子菓子!この後に思いもしなかった事態がおきました。

UDの方は紆余曲折を経て、パキスタン人のバイヤーさんが買っていきました。

バイヤーさんが引取に来て、100mほど走って行ったかと思ったら戻ってきて一言、「コンナ大キナクルマ、ウンテンデキナイネ。ボクノ会社マデ、ウンテンシテクレナイ?(会話原文のまま)」。

びっくりやらおかしいやらで思わず倒れそうになりましたが、最後の思い出にバイヤーさんのヤードまでカイソウ、いや回送しました。バイヤーさんとの片言の会話に少しビビリながら(笑。

ちなみに、アフリカあたりは道路も未発達で、こういった総輪駆動車は一定の需要があるらしいです。

いまごろ、彼の地で走ってるかな・・・。

 

 

 

 

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除雪

遅ればせながら、新年おめでとうございます。

昨年はいろいろな皆様のお力添えで無事1年を過ごすことができました。

なんとか厄年も終わり、平成27年は今まで以上にがんばって行きたいと思っています。

・・・などと毎年思いながら、なあなあになってしまう自分がいるので、今年こそ本気で取り組む年にしたいものです。

 

で、今年のスタートはいきなり除雪からでした。

もともと天気予報で年末~年始にかけて降雪の予報が出ていたので覚悟はしていましたが、三が日全ての出動だったので「正月くらいはゆっくりしたいなぁ」などと

思わず機械の中でつぶやいてしまいました(反省)。

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作業中の写真。

ここは山手で割と積雪量が多いのですが、このときで20㎝位。

ドカ雪の時なんかは一晩で50㎝位積もることもよくあるので、これくらいだと鼻歌交じりです。

今シーズンは12月頭からなんだかんだで結構降ったんで、出動回数も平年に比べ結構多い方です。

ただ、積雪量の割には非常に雪が重たく、燃料の消費量がバカになりません(泣。

こんな雪質が続くのはちょっと記憶にありませんねぇ。

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闘いすんで、しばしの休息。

手前のローダーは私の愛車。13年前のモデルですが、ノントラブルでホントによく働いてくれます。

奥の除トラも年代ものですが、がんばってくれています。

それよりなにより、オペレーターのがんばりがあるから除雪を続けていけるのです。

正月からいやな顔せずに出動してもらえるがんばりに感謝感謝です。

 

ところで、正月恒例の箱根駅伝が終わりました。

ほとんどスポーツを見ない僕ですが、箱根は格別の想いで観ています。

今年は青山学院がぶっちぎりで初優勝を飾りました。

一時は廃部の危機にも直面しながら、あきらめないで少しずつがんばってきた結果が初優勝に繋がったのでしょう。

原監督さんも選手のみんなも非常にいい雰囲気をもっていたように感じました。

 

「毎日の積み重ね」「雰囲気作り」

当社にも必要なものだと、改めて気付かせてくれた箱根駅伝でした。

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ミラたん

12月だというのにガバガバと雪が降ってきて、毎日除雪に明け暮れております。

例年だと12月下旬くらいから本降りになるのに、ちょいと今年ははやいんじゃね?って声が方々で聞かれます。

 

「ふなっしー」とか「くまモン」とか「たかっしー(笑」とか、全国的にゆるキャラなるマスコットキャラクターが地域興しに一役買っていますが。

我が社がある魚津市にもいます。その名も「ミラたん」

正直、最初見たときは「???」だったんですが、なれてくると結構愛らしいし、ちょっと応援してやろうかなどと上から目線的な気持ちになってきました。

なによりウチの子どもが大好きです(←これが一番おおきいかも)。

で、ない頭をいろいろ絞って考えました、ミラたんを使った魚津のPR。

これです↓

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車に貼って走れば、県外の観光客なんかにもPRできるんじゃないかと。

ユニック車だと資材の運搬なんかで市外を走ることも多いので、とりあえず1台だけですが貼付けてみました。

横方向にも↓

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ミラたんが手をあげてますので見かけたら手など振ってやって下さい。

決して石など投げないように・・・。

 

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視察

かなり久しぶりのアップになってしまいました(汗。

県建設業協会の土地改良委員会に所属しておりまして、年に一度研修視察というものがあります。

土地改良関係っていうのは、用水関係や田んぼ関係の現場になります。

今回は用水を利用した小水力発電施設の建設現場と、大規模圃場整備の現場でした。

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今回は発電施設の建設箇所のみの視察で、はるか彼方では導水施設や取水施設の作業が行われていました。

かの大震災を受けて、各地では用水利用の小規模発電施設やメガソーラーの建設が進められています。

脱原発の元に、いろいろな開発が行われているようですが、あの悲惨な原発事故が2度と発生しないよう災害に備えた投資も忘れてはならないのではないかと。

 

移動して視察した現場は大規模圃場整備の現場でした。

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この地区は太古の昔は葦の群生地だったらしく、長い年月をかけ埋没し、現在は地下2mにN値0という超軟弱泥炭層ができたそうです。

ま、簡単にいうと底なし沼の上に成り立っている地区なんですね。

そんな場所なものだから、普通に構造物を作ると沈下してしまうそうで、場所によっては100mmも排水路が沈下してしまったそうです。

沈下防止用の松杭を打ったり、中空ブロックを使ってできるだけ加重を減らしたりとかなり設計は配慮しておられるようですが、施工業者は大変だろうなと小一時間。

と、同時にこういう現場を経験することが会社の技術力を高め、財産になって行くんだろうななんて珍しくポジティブに考えた視察でもありました。

 

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防災訓練

先日、当社所在地の魚津市で総合防災訓練がありました。

今回の訓練場所はウチの会社の地域も含まれていたので、建設業協会を通じて市役所から当社へ訓練の参加依頼がありましたんで行ってきました。

設営は事前に行っておきました。

訓練想定は「倒木によって通行不能になった道路の応急復旧」で、早い話「チェーンソーで木を切ってどかす」です。

 

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足場の間に横たわっている木が、今回の標的(!)です。

今回は訓練なので非常に作業がしやすい状況ですが、実際の現場になると足場は悪いわ泥に木が埋まっているわと、かなり大変です、当然ですが。

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真ん中の緑チョッキが私。

手前は市役所の方で、僕が切った木をずらかしていきます。

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切っては引っ張り、切っては引っ張り・・・

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アッという間に撤去完了。

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待ち1時間、訓練3分(笑。

左側のお二人は、一緒に訓練参加のK工業の社長さんとOさん。お疲れさまでした。

 

最近、全国各地でゲリラ豪雨災害が発生しています。

当地魚津も7月19日から20日にかけて、豪雨災害が発生しました。

当日の豪雨は天気予報からも全く予想できず、まさに「不意を突かれた」格好でした。

豪雨災害に限らず、災害ってホントに忘れた頃にやってくることを改めて感じました。

完璧な対応って難しいと思いますが、少なくても自分(と家族)の身を守る最低限の備えは忘れないようにしたいもんです。

 

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ブログ始めました

遅ればせながら、時代の流れにのるためにブログ始めました。

なかなかアップできないと思いますが・・・(笑

第1回は9月から始まった道路改良の現場紹介です。

 

現場は山手の県道。現在の道路は歩道がなくて幅も狭いので、歩行者や自転車には結構危ない道路でした。

冬だとスリップした車が横の水路に落っこちたり(+_+)。

で、車道を若干広げて歩道を新たに作る工事を当社が受注したわけです。

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写真は、道路と田んぼの境になる擁壁や水路の部分を掘削しているところですが…

半端なく条件がわるいです!

肝心の掘削基面がヘドロ状の上に、いたるところから水も湧いてきます。

 

とにかく進めていかないとダメなんですが、先が思いやられる…。