かなり久しぶりのアップになってしまいました(汗。
県建設業協会の土地改良委員会に所属しておりまして、年に一度研修視察というものがあります。
土地改良関係っていうのは、用水関係や田んぼ関係の現場になります。
今回は用水を利用した小水力発電施設の建設現場と、大規模圃場整備の現場でした。
今回は発電施設の建設箇所のみの視察で、はるか彼方では導水施設や取水施設の作業が行われていました。
かの大震災を受けて、各地では用水利用の小規模発電施設やメガソーラーの建設が進められています。
脱原発の元に、いろいろな開発が行われているようですが、あの悲惨な原発事故が2度と発生しないよう災害に備えた投資も忘れてはならないのではないかと。
移動して視察した現場は大規模圃場整備の現場でした。
この地区は太古の昔は葦の群生地だったらしく、長い年月をかけ埋没し、現在は地下2mにN値0という超軟弱泥炭層ができたそうです。
ま、簡単にいうと底なし沼の上に成り立っている地区なんですね。
そんな場所なものだから、普通に構造物を作ると沈下してしまうそうで、場所によっては100mmも排水路が沈下してしまったそうです。
沈下防止用の松杭を打ったり、中空ブロックを使ってできるだけ加重を減らしたりとかなり設計は配慮しておられるようですが、施工業者は大変だろうなと小一時間。
と、同時にこういう現場を経験することが会社の技術力を高め、財産になって行くんだろうななんて珍しくポジティブに考えた視察でもありました。