工事名称:北陸新幹線建設に伴う市道上野浅生線付替工事
工事内容:この工事は現在ある市道をまたぐように新幹線工事が行われることから、新幹線軌道から外れたところへ市道を移設する工事でした。受注時点での工期は7ヶ月でしたが、構造物直下の地盤が想定以上に軟らかく、地盤改良が大幅に追加になったため、最終的に工期は9ヶ月に延びました。またこの年は集中的に豪雪となり、施工する上でも大変な障害となった事を覚えています。因みに当社の受注額では過去最高となる大工事でもありました。
1.これが着工前の状況です。もともとは宅地と林野が混在するばしょで、かなりの高低差がある場所でした。
2.まず構造物床付地盤付近まで掘削を行います。
3.地盤改良が終わったら道路の両側(路肩となる部分)に擁壁を築造します。L型と逆T型があり、写真は逆T型になります。
4.排水路を分断するため、函渠の築造も行います。
5.路体盛土の土砂は現地発生土でしたが、軟弱なためセメント改良を行います。この現場では約1,200tのセメントを使用しました。
6.完成です。コンクリート舗装は勾配が強いため、左官屋さんの腕の見せ所でした。泣きたくなるくらい大変な工事だったため、感慨もひとしおでした。また従業員や職人さんにも本当に感謝です。