工事名称:魚津市特定環境保全公共下水道事業 市道経田駅江口線外管渠築造工事(その3)
工事内容:この工事は一般的な下水道管路工事です。ただし、施工道路がW=2.5mと非常に狭く両側に築造物があること、予想される土質がレキ質系土(いわゆる川土砂です)で、水はけは良いが崩れやすい土砂であること、地下水位が高いことが予想されるなど、着手前から相当難工事であることが予想されました。
1.着工前です。道路が狭いです(悲。車庫や塀が非常にせってます(泣。おまけに水路の底張がボコボコで、至る所に穴が開いています(涙。
2.管路の曲折箇所や合流箇所にマンホールを設置します。浅そうに見えますが、最終的には3.5mくらいのマンホールになります。
3.舗装版の掘削後、管路掘削を行います。見てのとおり、バックホウの幅がぎりぎりで、旋回するにも非常に気を使います。
4.管敷設状況です。10年くらい前から液状化対策で、砕石基礎になりました。このおかげで、多少湧水のあるところでも飛躍的に施工性が向上しました(砂基礎だと水と一緒に流れてしまいます)。
5.管敷設後埋戻・締固を行います。この作業をおろそかにすると、埋戻部分の沈下の原因になります。
6.舗装復旧です。舗装作業は専用の機械が必要になるため、基本的に専門業者へ外注しています。
7.完成です。最終的にはマンホール蓋だけが顔を出します。が、下水道工事は地盤よりも下を掘るため、埋設物や土質、地下水位によって施工性は大きく変わるため、技術力と経験、対応力が非常に必要とされます。今回は非常に狭く大変でしたが、技術者が全力で対応してくれたおかげで、苦情もなく無事完成することが出来ました。