工事名称:早月川河川災害復旧護岸工(升方その1)第3工区工事
工事内容:この工事は大雨で河川の護岸が損傷・流出したため、石張護岸及び護岸保護を目的としたカーテンブロックを施工する工事でした。施工延長250m位の現場が3工区に分かれており、当社は一番上流側の工区が担当でした。年末に発注のあった工事でしたが、年始めにかけて大雪が降り現場まで延々除雪を行い入ったこと、春の雪解け水が大きく締切が切れそうになったこともありました。
1.これが着工前の状況です。部分的に旧構造物が顔を出しています。やがてこのブロックの撤去で大変な目に遭おうとはこのときは想像も出来ませんでした。
2.掘削状況です。普通の護岸工事ではバックホウだけで掘削を行うのが一般的ですが、この現場は非常に掘削量が大きく、ダンプにて小運搬を行っています。
3.護岸構造物の築造箇所に軟岩層がありました。この層は十分硬かったので、根入深をとり、石張を軟岩層に密着させる方法に変更となりました。
4.護岸基礎や隔壁工の築造状況です。
5.石張状況です。石積の職人さんは若いだけあって早いし、仕事も丁寧です。いつも頼りにしています。
6.カーテンブロックの型枠組立です。
7.カーテンブロックのコンクリート打設です。最終的には埋まってしまう構造物ですが、表面の仕上げは金コテ仕上げでピカピカにしました。
8.埋戻です。バックホウだけだと時間がかかるため、D8ブルと合わせて作業させます。ブルは傭車費が非常に高いのですが、費用対日数で考えると結果的にはお得でした。
9.完成です。作った構造物は半分しか顔を出していません。それくらい基礎部分は重要だということです。